飼育員さんはアイデアマンです。
お客さんが動物を見るだけでなく、動物に関する色々な知識も知ってもらおうと、
たくさんの工夫をしています。
そこで!色々な動物園を歩いていて見つけた「体感型の動物解説」をご紹介しましょう!!
まずは、開園25周年を迎えた
富山市ファミリーパーク。
トラ舎に謎の看板が。

「トラのドッキリのぞき窓」

「なんだなんだ?」と思ってトラ舎に入ってみると・・・

丸い窓。

お! 窓の向こうに
アムールトラの姿が・・・

(ジロリ・・)
うわ!近い近い近い!
実はこののぞき窓、
ただののぞき窓ではないんです!

窓のフレームにご注目!
よ~く見ると小さな穴があいているではありませんか!
そう、この小さな穴に鼻に近づけると、
トラのニオイが嗅げるというわけですね。
これは珍しい!
子どもにも大人気のようで、みんなニオイをクンクン嗅いでいました。
(いつもこの位置にいるワケではないので、運も必要です)

(ジロジロ・・)
ちなみに、こちらの
アムールトラの愛称はその名もズバリ「アムラー」。
1996年4月13日生まれです。
アムラー全盛期。
時代を感じますな~~。
話はそれましたけど、この
トラののぞき窓は、隣りにあるもう一頭のトラ舎にも設置されていて、
興味深いものがあります。
小さな穴があることで、
トラまでの距離が一気に縮まる感じがしますね。
富山市ファミリーパークのサイトはこちら!
http://www.toyama-familypark.jp/カワウソの展示施設「とびだせカワウソ」もおすすめ。
続いて、釧路の大自然に囲まれた、
釧路市動物園。
園内にある北海道の動物ゾーン。
フクロウやハクチョウ池、タンチョウやアオサギの観察デッキなど、広大なゾーンが広がります。

さすが北海道。
大自然の中を歩いているという感じがします。
と、そこに

「ありゃ、なんだ?」の文字が。
人間というのは、穴を見るとのぞきたくなるという欲求が生じるもので、早速のぞいてみると・・

!?

「
アカゲラが巣として利用した穴」
なるほど~~。
思わず納得。
フツウに歩いていると全く気付かないものですが、これはちょっと嬉しい発見ですね。
釧路市動物園のサイトはこちら!
http://www.city.kushiro.hokkaido.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1143024631871&SiteID=0※
ホッキョクグマも大人気
最後は、園内から桜島が見える、
鹿児島市平川動物公園。

カピバラ舎の前に・・・

こんな
カピバラが。
実は、
カピバラと同じ重さの60kgにしてあるのです。
これを「エイッ!エイッ」と引っ張ると、
カピバラの重さを実感。
「へぇ~~、
カピバラって、こんなに重いのか!」

「重くて悪かったね(怒)」
すみません。
鹿児島市平川動物公園のサイトはこちら!
http://www.jazga.or.jp/hirakawa/※
マントヒヒのお食事タイムもおすすめ
全国の飼育員さんのアイデアは、まだまだたくさんあります。
また紹介していきますね。
- 2009/07/02(木) 15:00:00|
- 動物園の飼育員
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